アレルギー性敏感肌
アレルギー性敏感肌とは、アレルギーがあるため、特定の成分や物質に対して過剰に反応してしまい、お肌のピリピリ感、赤み、かゆみなどを生じてしまうお肌だとよく説明されます。
このようなお肌のアレルギーも人によってはあるのです。
たとえば金属アレルギーなど有名で、特定の金属がお肌に触れると赤み、かゆみなどを生じるなど、アレルギー性敏感肌を持っていない人なら出ない反応が出たりします。
何に対して敏感となってしまうかは人によって変わります。
先にご紹介したように特定の金属に反応する方もいれば、化粧品などに含まれる特定の成分に対して反応してしまうこともあります。
何かに対するアレルギー反応としての敏感肌ですから、自分が何に対して敏感になってしまうのか、それを把握しておくと対処が容易となります。
アレルギー性敏感肌の症状が出たら
アレルギー性敏感肌の症状がすでに出ており、お肌の赤み、かゆみ、ピリピリ感など症状が出ているならそれは一般皮膚科で治療できます。
皮膚科ではこれら症状に対してアレルギーを抑える飲み薬、患部に直接塗って赤みなどを抑える塗り薬などを処方してもらえます。
これら薬の使用で、ひとまず一度起きた症状は抑えられることが多いです。
このような治療は一般皮膚科を利用すると保険適用となる場合が多いですから、美容皮膚科とで迷ったら先に一般皮膚科で相談してみるといいかもしれません。
保険診療をやっていない美容皮膚科でこれら症状の相談をした場合、一般皮膚科なら保険適用となる症状が出ていても自費診療となりますから注意してください。
アレルギー性敏感肌という体質の治療はできる?
アレルギー性敏感肌という体質自体を治したい方もおられるでしょうが、それは少し難しい場合も多いです。
その敏感肌の症状はつまりアレルギーとなるわけですが、特定の物質に対するアレルギーを治し、そのアレルギーをもう起こらないようにするのは現在でも簡単なことではありません。
アレルギーがあると思われる方への対応としては、アレルギーテストを行い、何に対するアレルギーがあるのかを調べ、その原因をなるべく避けて生活してもらうというものになりがちです。
アレルギー性敏感肌の症状が一度出ており、その際に一般皮膚科を受診したとき、希望すればアレルギーテストを保険適用で受けられる場合がありますから、今後の対応のためにも受けてみるといいかもしれません。
症状がないときにそのテストを希望したり、保険適用ではない美容皮膚科などでこれを希望したりすると、やはり自費診療となりがちですから、まずは一般皮膚科で相談するといいでしょう。