病院での保険治療
病院に行くときにはよく保険治療の有無を気にされます。
これは健康保険が適用されるかどうかという話で、適用される場合は診察料や薬代に補助が出るため、自己負担は基本的に三割となります。
人によっては一割になる場合もありますね。
医療費は基本的に高額ですから、この健康保険が使えるかどうかで費用の負担は大きく変わります。
ぜひ使いたいところでしょうが、保険治療は患者の意思で自由に使えるのではありません。
保険治療をやっている病院に行き、保険証を提示することが必要です。
病院ならどこでも保険治療をやっているわけでもないため、その病院の保険治療の有無には注意したいところです。
さらに保険治療ができる症状や病気、治療内容は決められており、これらから外れた場合はたとえ保険治療の病院に行って保険証を提示しても自由診療となり、治療費は自己負担となります。
保険治療はこのような条件で提供されますからよく確認してください。
皮膚科で保険治療を受けたいなら
お肌の病気の治療をするためには皮膚科へ行くといいですが、このときに保険治療を受けたいなら一般皮膚科を選んでください。
ただ皮膚科とだけ言われる病院はこの一般皮膚科になることが多いですから、皮膚科を標榜する病院に行けば保険治療をやっている場合が多いです。
先にご紹介したように保険証を忘れないように注意してください。
そしてこちらで保険治療の対象になる症状や病気ですが、たとえばアトピー、じんましん、水虫、ニキビ、吹き出物、湿疹、赤み、いぼ、たこ、魚の目、かゆみ、痛み、虫刺され、肌荒れ、乾燥肌などです。
これら症状や病気で病院を受診した場合、保険治療の対象になる場合が多いです。
あとは保険の対象になる治療方法を選ぶことですが、特別な希望をしない限りはまず保険の対象になる標準治療を実施してもらえることが多いです。
治療方針や内容に患者側で強い希望がある場合、それを実行すると保険治療ができなくなる場合もありますから、このときは医師とよく相談してください。
美容皮膚科と保険治療
お肌を診ている病院にはもう一つ、美容皮膚科という種類もありますが、こちらはお肌の病気を治療するというよりは、美容促進を目的に利用する病院となります。
行っているのはシミ消しや美白、レーザー脱毛などの美容治療となり、これらは保険適用はありません。
つまり治療費は全額自己負担となります。
一つの病院の中に一般皮膚科と美容皮膚科が併設されている病院はありますが、美容皮膚科を選んだ場合、基本的に保険治療はありませんから、治療費はよく確認してから利用するといいでしょう。
